おかきは、日本の伝統的な米菓のひとつ。
どうやらその起源は非常に古くて、平安時代まで遡るようです。
元々は、神事に用いられた鏡餅を割って食べる「鏡開き」の際に手で欠いたり槌で割ったりしたところから、「かきもち」と呼ばれるようになり、それがのちに「おかき」と呼ばれ、室町時代の宮中で女房言葉として使われたのがはじまりだそう。
この「おかき」を作るには、もち米を蒸して餅を作るところからはじまります。
作った餅を薄く切り、乾燥させて、油で揚げたり、焼いたりして作られるのですが、その工程はとても繊細。
その時の気温や湿度にあわせて乾燥させる時間などを丁寧に調整して、美味しいおかきが出来上がります。
現代のおかきの多くは機械で一律に乾燥されるところ、「松本のおかき」は昔ながらの製法で熟練の職人さんの手によって手間をかけ、丁寧につくられた「おかき」です。
この「松本のおかき」の味は、「ツルニンジン」と「竹炭」の2種類。
ツルニンジンは、日本に昔から生息している高麗人参のようなもの。
古くから薬膳に用いられてきた滋養強壮の食材です。
現在、大学病院などでその効能について研究が進められていて、血流を良くしたり、免疫力を上げるなど20種類の効果があると確認されているようです。
竹炭も同じく、薬膳に用いられてきた食材です。カルシウムやカリウムなどのミネラルが含まれていると言われています。
炭ということもあり、出来上がったおかきは真っ黒。
「松本のおかき」に相応しく、松本城を彷彿させる風格です。
どちらのおかきも、素材を活かした優しい味わいと風味が特徴です。添加物を一切加えていないため、お子様からお年寄りまで、安心して食べていただけます。
毎日食べても飽きない奥深い味わいをお楽しみください。